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「昇」カーメンカーメン

水昇岩というのをご存じだろうか。

たまにフェイスブックやインスタで紹介していたものだ。

主に山野草や盆栽を植える鉢の事だ。

特徴としたら字のごとく、水を吸い上げる鉢なのだ。

なので受けさらに水をためておけば自動的に鉢が吸い上げてくれるという優れもの。

俺は以前から注目していた。

以前の久田さんではないが、昨年の9月からまた仕入担当をやることとなり、水昇岩も管轄となった。

昔から知っている方で、昔担当をしていた時も工房へ遊びに行きいろいろもらってきた。

昨年よりまた水昇岩コーナーを復活させ商品の導入を促した。

工房へ行くといろいろな鉢を選び、こういうものはできないのか?とかこれが欲しいとかわがままを言わせてもらった。

そんでもって必ず。

「まぁ お茶でも飲んで行って」

といいお茶やコーヒーを出してくれる。

そんでもって必ずその親父は決まってコーラを飲む。

ジジイがコーラを飲むって。。。。

俺はすごく好きなタイプなんだ。

そんでもって必ず。

「大変だろうからこれ持って行って」

といって栄養ドリンクをケースでくれる。。

とっても優しい気さくな方だ。

話は戻ってなぜ水昇岩に注目していたか。。

それは、今や盆栽をやる人口は激減した。

むしろ今後できる人間がかなり限られる。

面白味もあるだろうが、これからの時代日本の盆栽というのは非常に衰退する。

と予想した。

盆栽にはとても高度な技術がいる。日本人にしかできない芸当でもある。世界に誇れる文化だと思う。

しかし。

衰退する。

花屋が言うのだからあながち間違えではない。

そこで盆栽に代わる商材として(本当に変わるのかわからないが)水昇岩を提案した。

盆栽においてとてもネックになるのは水やりである。

盆栽に使われる鉢はすべて薄い。

土というより砂が入っているため保水が悪い。

なので夏場1日でも水が切れれば死亡する。

いわばどマニア商材でもある。

その点水昇岩は水を吸い上げるためためておくことが可能。

盆栽とはまた違った和の形。

「盆景」

というジャンルを開拓できる。

自然に近い景色を、小さな鉢で演出できる。

現代においては若者すら興味を示すと思う。

すぐに火はつかないにしても必ずいつか需要が来ると思っていた。

売り場も以前の3倍に拡大し、見本の商材もいろいろ提供してもらった。

まぁ何より俺はその親父が好きだった。

腰が低くいつも元気。

常に前向きにさせてくれる。

そんな親父が。

死んだ。。。。

厳密には

死んでいた。。。

突然の知らせだった。

そんなことまったく知ることなかった。

昨年12月の頭に亡くなっていたらしい。。。

そう。

久田さんとほぼ同じ時期に。。。

急性の白血病らしい。。。

何だよ。

それ。。。

昨年の夏に

「俺は人生で初めて入院した。」

なんて笑いながら言ってた。

それまで病気なんて無縁だったと。。

入退院を繰り返し、暇を見て当店にも来てくれていた。

「今は暇な時期だから配達サービス」

とか言いながら。。


おばさんがまだ工房にいるのではと聞き駆け付けた。。

おばさんも疲れた様子で

「ようやく注文分がおわったよ」

と。

「肋骨が痛くて風邪気味だよ」

と。

親父さんは本当に急だったみたいだ。

当日は病院に行く予定で(検査のため)だけどなんかやな予感して入院の準備もして行ったらしい。

病院に行く前にどうしても窯のことが気になって作業場に行ったらしい。

そしたら窯の方から

「おーい おーい」

という声が聞こえておばさんが駆けつけた。

そしたら窯の下に落ちていたらしく(段差になってるとこ)自力で上がれなかったらしい。

おばさんも助け出すのにやっとでそのまま病院に。

その次の日には亡くなってしまったらしい。

おばさんも駆けつけた時にはすでに心肺停止していたらしく。

「なーんも言えなかった。手も暖かかった。あまりにも一瞬で未だに死んだなんて思えないんだよね」

なんて言ってた。

親父さんが亡くなっても、残っている注文分はやらなくてはならなく、毎日必死に作っていたらしい。

3月には仕事も閉めるという事だった。

女手ひとつでは到底やってはいけない。

「おばさん。ここにあるものすべてうちのお店で買います。」

俺にはこれしか言えなかった。

親父さんの残した作品。

まだまだ足りないくらいだが、必死に作った作品たち。

全て。

売らさせてもらう。

水昇岩。

手作りでできる人は日本に1名。。

その1人も

亡くなってしまったんだな。。

残念で仕方ない。

しかし。

前を向いていきたい。

関わりを持ったいじょう少なからず使命はある。

やれる事しかできないが、やれる事はやろう。

北原さん。

こんな若造に付き合ってくれて。

今まで。

ありがとうございました。。。

俺もジジイになっても。

コーラ。

飲んでますよ。きっと。







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かめプロフィール

カーメン

Author:カーメン
愛知県のモンスター園芸店「ガーデンガーデン」で三代目店長として存在しています。既婚で3人の子供たちがいます。毎日「ウリィィィィィィ」な気分です。
完全個人的感性で書いていますのでノークレーム・ノーリターンでお願いします。

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